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弦楽器であるシタール(sitar)は、古代ペルシャの弦楽器セタールとインドの弦楽器ヴィーナ(琵琶のルーツ)が融合して誕生しました。メロディを紡ぐ4本の弦、リズムを刻む3本の弦と13本の共鳴弦から構成され、メロディを奏でると共鳴弦が豊かな倍音を響かせ、独特な音色を作り出します。

打楽器タブラ(tabla)は、高音のダヤ(daya)と低音のバヤ(baya)合わせてタブラと呼びます。左右異なる音、複雑で多彩なリズム表現でメロディを支えます。シタールとタブラは、北インドの他にパキスタン、アフガニスタン、バングラデシュ、ネパールで演奏されます。北インド古典音楽(ヒンドゥスタニ音楽)はムガール帝国の時代にマハラジャ(王族)たちの庇護を受け文化が花開きました。伝統的なルールや形式を尊重しながらも、現代のポップスや映画音楽にも取り入れられ、そのなくてはならない「インドっぽい」存在感のある音は多くの人々を魅了します。